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冒頭、平山重松席主からご挨拶があり、@囲碁アカデミーは宇宙棋院主催の初めての試みで、A宇宙棋院としてどんなエキサイティングなメッセージをお届けできるか、Bご賛同を得られるか心配でしたが多数の方のご参加が得られてほっとしています、C気学の研究もしていて後継者四人の一人に選ばれていて、希望者に読本を用意している、85%は当たる(笑)、Dシンクタンク「碁ルネッサンス」を通して、ネット時代の囲碁の展開を提案している、などのお話がありました。 |
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蘇八段の最初の講座は。精選された詰碁4題をQ&A方式で解くもので、アシスタントの平山あゆみ店長との息の合った進め方で会場の雰囲気も和らぎ、質問も多く出て、皆さん詰碁の面白さを味わっていました。隅の詰碁は2の1で50%当たる、コウまでできれば半分正解、質問するとプラスになる、種々の変化形の説明などなど、前向きな新鮮な解説でした。 |
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井山さん vs 山下さんの一局(第38期名人戦第1局)の説明で、拡大写真の矢印の白の井山さんの一手をめぐる解説は多岐に亙り、碁の奥深さを感じさせるものでした。蘇八段の「好きな手を打ってください」に、皆さん励まされようです。羽根、高尾、張、山下の四天王も井山さんの難しい一手に悩まされているとのことです。1月11日に棋聖戦で両者が対決しますが、参加者の皆さんは井山さんを応援していると思いますが、蘇八段は四天王と同世代なので山下さん頑張って欲しい心境ですとのことでした。 |
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参加者の中から7名が選出され蘇八段と多面打ち、他の方たちは見学するか、参加者同士の親睦対局です。多面打ちなので、いつもより1子少ない手合いでお願いしますの蘇八段の提案に、3子〜6子局の対局が始まりました。蘇八段は、奇抜な手より基本的な手を打たれているようです。ヨセも手があれば、難しいヨセでも手順を尽くしてを打っていました。 |
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多面打ちの結果は全て蘇八段の中押し勝ちでした。蘇八段は7局すべてを初手から検討碁を披露し、布石、中盤、ヨセの手どころを解りやすく説明されたのには驚かされました。上述の難しいヨセも、味付けから、いつ継続して打つかのタイミングなど皆さん大いに勉強になったようです。特に、写真の5子局ではしっかり本手を打たれていたのに感心させられました、と蘇八段は述べていました。当然とは言え、7局全てを記憶されているプロの記憶力に改めて感心させられました。 |